端午の節句を前に、滋賀県甲賀市の信楽焼窯元「明山(めいざん)陶業」で、かぶとの置物作りが大詰めを迎えている。
粘土を成形して窯で焼き、くわの形の前立に金粉を塗る。粘土を厚くして落ち着いた色合いに仕上げ、重厚感を出す。
子や孫の初節句を祝い購入する人が多いといい、石野伸也社長(46)は「一生に一度なので、一つずつていねいに作っている。成長を願い、手に取ってもらえれば」。
3種類の大きさがある。価格は、大9万3500円、中6万500円、小3万4650円(すべて税込み)。問い合わせは同社(0748・82・8077)へ。